デラホーヤ観戦記(2007年)

デラホーヤ

1992年,バルセロナ五輪で金メダルを獲得しプロに転向。ゴールデンボーイというニックネームを引っさげて!
デビューから期待どおり連戦連勝を飾り、無敗のまま栄光の王座を戴冠した。そんなデラホーヤに惹かれ、観戦のため渡米するようになった。

なかでも特に、速射砲の連打で鼻骨を粉砕したエルナンデス戦。
メキシコの英雄を血祭りにしたチャベス戦。
本能剥き出しにし勝利への執念を見せたクォーティ戦。
伝家の宝刀、必殺の左フックが炸裂したバルガス戦。
屈辱の左ボディに悶絶し叩きのめされたホプキンス戦。
そして錆び付いていなかった左フックで葬ったマヨルガ戦と名勝負を繰り広げた。
どんなに一喜一憂したことか…
たぶん歴史上、これだけな猛者と闘ったファイターはいないだろう。
また新たに選んだ戦士の名はメイウェザー!!
デラホーヤを見に行く最後に相応しい相手が、世界一のスピードを誇るメイウェザーだ。

舞台は整った。
見渡す限りりっすいの余地もないほどのファンで埋まった。
後ろを振り替えっても、一番後ろの列すら一つとして空席は見当たらない。
この日、リングアナのバッファーから紹介された有名人にはそうそうたる名前があった!ちょっと挙げてもハーンズはじめ、トリニダードやホプキンス、マイケル・ジョーダンにマジック・ジョンソン、さらにジャック・ニコルソンにレオナルド・ディカプリオなどなど…みんなが色めき立つのも無理はないなぁ。